筋力をつけるためには、重いものを持って限界まで頑張らなければならない。
そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。
もちろん、最大筋力を高めることを目的とするなら、重い負荷を使ったトレーニングには意味があります。
でも、健康のための筋トレなら、必ずしもそこまで追い込む必要はありません。
ある程度の負荷でも、最後のほうで「もう少しで限界」というところまで筋肉を使えば、十分な刺激を与えることができます。
例えば、自重スクワットを20回が限界だとしたら、14~16回程度で終える。
つまり、限界の7~8割くらいです。
毎回「あと1回もできない」というところまで追い込むよりも、少し余力を残して終えるほうが、疲労も残りにくく、他の運動や日常生活にも影響しにくくなります。
そして、もう一つ大切なのが「何セットするか」よりも「続けられるか」です。
スクワットを3セット、腕立て伏せを3セット、腹筋を3セット……。
理論的には効率が良くても、毎回これをやらなければならないと思うと、だんだん面倒になってしまうことがあります。
それなら、
「今日は1セットだけやろう」
くらいのほうが、気持ちの負担が少なく、結果として長く続けられるかもしれません。
健康づくりでは、最大筋力を競う必要はありません。
日常生活を無理なく送るための筋力を維持し、年齢とともに筋力が落ちすぎないようにする。
そのためには、
「頑張れる限界」より「続けられる適度な負荷」
を意識することも大切です。
筋トレも、100点を目指して三日坊主になるより、70~80点を長く続ける。
これも一つの「いい塩梅」なのではないでしょうか。
身体づくりは、頑張り続けることだけが正解ではありません。
無理なく続けて、少しずつ身体を保つ。
それも立派な健康習慣です。

