その頭痛、脳ではなく「筋肉」と「血管」が原因かもしれません
「頭痛持ちだから仕方ない…」
そう思いながら、市販薬で我慢している方は少なくありません。
実は、慢性的な頭痛の多くは、筋肉の緊張や血管の拡張が関係しています。
筋緊張性頭痛とは?
もっとも多いタイプの頭痛が「筋緊張性頭痛」です。
デスクワークやスマートフォンの使用、長時間の同じ姿勢、ストレスなどによって、首・肩・後頭部の筋肉が緊張します。
筋肉が硬くなると血流が悪くなり、疲労物質が蓄積します。その刺激が痛みを感じる神経を刺激することで、「頭を締め付けられるような痛み」や「重だるい頭痛」が起こります。
脳そのものには痛みを感じる神経はありません。多くの場合、痛みを感じているのは頭蓋骨の外側にある筋肉や筋膜、血管などの組織です。
血管拡張性頭痛(片頭痛)とは?
片頭痛は、脳を包む膜やその周囲の血管が拡張し、炎症を起こすことで発生すると考えられています。
睡眠不足や寝過ぎ、気圧の変化、ストレスからの解放、ホルモンバランス、空腹などが引き金になることがあります。
ズキンズキンと脈打つような痛みが特徴で、光や音がつらく感じたり、吐き気を伴うこともあります。
鍼灸が頭痛に効果的な理由
鍼灸治療では、原因となる筋肉の過度な緊張をやわらげ、血流を改善します。
さらに、自律神経のバランスを整えることで、血管の過度な拡張や収縮を穏やかにし、頭痛が起こりにくい状態へ導きます。
実際に治療中や治療直後から、
・頭が軽くなった
・目が開きやすくなった
・首や肩が楽になった
・痛みが半分以下になった
という方も多く、即効性を感じられるケースも少なくありません。
もちろん、すべての頭痛が鍼灸の適応ではありません。
突然経験したことのない激しい頭痛や、手足の麻痺、ろれつが回らない、意識障害などを伴う場合は、脳の病気の可能性もあるため、まず医療機関を受診してください。
慢性的な頭痛や、首・肩こりと一緒に起こる頭痛でお悩みの方は、薬だけに頼るのではなく、原因そのものへアプローチする鍼灸治療という選択肢もぜひ知っていただきたいと思います。


