手のひらにのる程度の幸せを大切に

先日、60歳で定年退職し、日々の暮らしを発信しているユーチューバーの方が、こんな言葉を話していました。

「手のひらにのる程度の幸せを大切にする。」

とても心に残る言葉でした。

私たちは若い頃、「もっと成功したい」「もっとお金が欲しい」「もっと評価されたい」と、大きな幸せを追い求めることがあります。それも人生を前に進める大切な原動力です。

しかし年齢を重ねるにつれ、本当の幸せは案外身近なところにあることに気づきます。

朝、元気に目が覚めること。
美味しいコーヒーを飲めること。
家族や友人が健康でいること。
好きな仕事ができること。
気持ちよく体を動かせること。
夕食を「美味しい」と感じられること。

どれも特別な出来事ではありません。

でも、その「当たり前」は決して当たり前ではなく、実はとても尊いものです。

健康も同じです。

大きな病気になって初めて健康のありがたさに気づくより、毎日の体調が良いこと、小さな不調に早めに気づいて整えることが、何より大切です。

幸せも健康も、一気に手に入れるものではなく、小さな積み重ねの先にあります。

「もっと」を追い続ける人生も素晴らしいですが、「今ある幸せ」に目を向けることで、心は穏やかになり、幸福感は自然と深まっていきます。

今日も美味しく食事ができる。
今日も笑顔で誰かと話せる。
今日も無事に一日を終えられる。

そんな手のひらにのる程度の幸せを大切に積み重ねていくことが、人生を豊かにする一番の近道なのかもしれません。

「日々これ好日」

何気ない一日こそ、かけがえのない一日です。

PAGE TOP