私たちは疲労というと、筋肉や関節の疲れをイメージしがちです。しかし実際には、脳も日々さまざまな負荷を受けながら働いています。
仕事や家事、人間関係、将来への不安、情報収集や判断の連続。現代人の脳は、休む暇なく働き続けています。
ところが脳の疲労は、筋肉痛のようにわかりやすく現れるとは限りません。
「最近集中力が続かない」
「物忘れが増えた」
「眠っても疲れが取れない」
「イライラしやすい」
「何となくやる気が出ない」
このような状態は、脳疲労のサインかもしれません。
さらに脳の疲労は、精神的ストレスだけでなく、
・睡眠不足
・運動による疲労の蓄積
・気温や気圧の変化
・情報過多な生活
・人生の大きな決断や環境変化
など、さまざまな要因が重なって起こります。
本人に強いストレスの自覚がなくても、脳は静かに疲労を蓄積していることがあります。
私たちは年齢を重ねると、自分の限界を超えて頑張ることはできても、その後の回復に時間がかかるようになります。
だからこそ大切なのは、「限界まで頑張ること」ではなく、「余裕を残して生活すること」です。
適度な運動、十分な睡眠、趣味やリラックスする時間、人との心地よい交流。
こうした何気ない習慣が、脳を守る土台になります。
体に調子の波があるように、脳にも調子の波があります。
調子が良い日もあれば、少し休息が必要な日もある。
そんな脳の声に耳を傾けながら、無理をし過ぎない「いい塩梅」で過ごしていきたいものですね。

